次の日曜日、タイトルの催しにて、晴道先生が能『頼政』を勤められます。
平家物語を題材とした能のひとつです。『鵺』でのエピソードがあるように
平家全盛の世でありながら、文武両道の達人として万人に認められ
源氏の身で三位に登ったとして「源三位」の名で呼ばれた主人公・頼政。
その代償に平家への忍従を強いられ、鬱屈した老いの道を歩んでいた
であろう彼が、以仁王を奉じ敢然と最後の戦に挑む物語は
お若いうちは舞うことを許されない曲と聞いております。
晴道先生も、この度は初めて舞われます。
今は藤の名所として知られる平等院。
そこは頼政の最期の地と語られています。
勇壮な宇治橋の合戦と、老武者の生き様を見届けに
是非河村能舞台へお越しくださいませ。
他に、味方健師の能『邯鄲』、狂言『鬼の継子』、仕舞6番と
河村晴久師の解説が予定されております。日時:2010年6月20日(日)11:30開場 12:30始
会場:京都市上京区 河村能舞台
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